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第13回 秋田発の世界初!塩分ゼロの梅製品

秋田発の世界初!塩分ゼロの梅製品

塩分ゼロの梅干。そう聞いて「ん?それはもう梅干じゃないのでは?」と思いませんでしたか。しかし鈴木幸絵さんが開発した「完熟梅の実」は見ての通り、まぎれもなく梅干の姿!「梅干はしょっぱくなければ」というのはただの思い込みだったのかも。定説にとらわれない発想から生まれた「秋田発の世界初」をご紹介します。

profile

鈴木 幸絵さん
株式会社REALE Lab 代表取締役社長(秋田県秋田市)

秋田県総合食品研究センター、宮城県の民間企業などで食品の企画開発に携わるかたわら、塩を使わない熟成梅の試作を自宅で続け、「無塩完熟熟成法」による無塩無添加の梅果汁・梅肉・梅漬けの製品化を実現。2015年に起業。

鈴木 幸絵さん

特許取得の原点は「苦手克服」

特許取得の原点は「苦手克服」

塩分ゼロ梅製品の商品化を可能にしたのは「無塩完熟熟成法」。開発した鈴木幸絵さんによると、果実自らの酵素によって熟成する「自己消化」作用を応用したこの技術は特許も取得済み。詳細はもちろん企業秘密だが、梅100%、つまり梅以外は何も使わずに梅干を作る技術とでも言ったらいいだろうか。自宅で何度も繰り返した試作がベースになっているという。

「そんな技術を自宅で開発するとなると相当な期間がかかったのでは?」
「開発から事業化までは割と早かったと思います。素材は最初から梅一択だったこと、熟成の速さに技術の重点を絞ったことが、効率につながりました」

熟成のロジックが分かっているので「こうすればこうなる」という予測はかなり高い精度でできたという。そんな鈴木さんだが小さい頃は梅干が苦手だったそうだ。

「初めて食べたときはもう衝撃しかありませんでした。なんとか食べられるようになりたいと思いながら大人になり、自分で作った梅干なら食べられるかもと手作りするようになりました」
「そこが不思議ですね。そんなに苦手だったらわざわざ食べなくてもと思いますが?」
「苦手を克服するのって楽しいじゃないですか」

それ以来すっかり梅干が好きになり、梅酒や梅干を毎年作るようになった。

完熟梅たまり275ml
完熟梅たまり275ml
完熟梅たまり90ml
完熟梅たまり90ml

「減塩」から「無塩」へ

「減塩」から「無塩」へ

しかし皮肉なもので、その梅干作りの経験こそが、その後梅干を敬遠するきっかけにもなったという。
「自家製の梅酒、ほんとおいしいんですよ。でも梅干は塩分がどうしても気になってしまって」
昔ながらの梅干の塩分は20%程度。調味梅干でも10%程度。ということは梅干たった一粒で、1日の食塩摂取量(*)の実に25%〜70%(2〜5g)を摂ってしまう計算になる。梅には健康食品のイメージがあるため、梅干を積極的に食べることに悪いイメージは無い。しかしそれが塩分取り過ぎの落とし穴になっていると鈴木さんは言う。

「東北をはじめ寒い地域の食べ物は塩分多めのイメージがありますね。秋田県はいかがですか?」
「やはり多いと思います。でも食生活改善が行政レベルの課題になっているので気をつける人は増えています。実際に減塩・無塩の食生活が必要な成人病患者や予備軍だけではなく、健康な人や若い世代のあいだでも塩分に対する意識は変わってきていると思います」

県民の健康に役立つだけでなく、耕作放棄地や荒廃した山林が梅林に生まれ変わった豊かな郷土・秋田を思い描いて起業という道を選んだ鈴木さん。「減塩」のさらに上をいく「無塩」へのニーズに自社の梅製品で応えて、地元に貢献できればと意気込む。

*厚生労働省推奨の1日の食塩摂取量:男性8.0g未満、女性7.0g未満

秋田県を梅産地にするのも鈴木さんの夢。
秋田県を梅産地にするのも鈴木さんの夢。
原材料は国内産の良質な梅。
原材料は国内産の良質な梅。

「UME」を世界の共通語に

「UME」を世界の共通語に

技術開発、特許取得、商品化と順調に事業化を進めてきた鈴木さんだが、目下の課題は広報宣伝だという。

「『無塩完熟熟成法』は国際特許を取っています。今後は見本市などのイベントにも出展して日本全国に向けてPR活動をし、いずれ海外でも発売したいと考えています」

レアーレラボの梅製品はこれまでにない、まったく独自の商品。しかし競合商品が無いということは、何かと比較して「こういう味」と説明することが難しいということでもある。味の想像がつかなければ、消費者はそれをどう使えばいいのか分かるわけもなく、カスタマージャーニー(商品やサービスを知り、最終的に購買するまでのプロセス)はそこで終了してしまうのだ。

「梅そのものの酵素の働きで熟成させている当社の製品は、まったくの無添加で塩分ゼロを実現しています。果実酢で味を整えたり、脱塩処理して無塩を謳う既存商品とは別次元のものです。この梅本来の純粋なおいしさをなんとか伝えたいのですが…」

鈴木さんは、地元テレビで「完熟梅たまり」を取り上げてもらった際、スタジオに料理をいくつか並べて食べ方のプレゼンテーションをしてみた。

「レモン感覚で唐揚げにかけるのがおすすめです。もちろんドレッシングの素材としても手軽に使えますし、昆布〆を作るときにお酢のかわりにしてもおいしいですよ」

なるほどこれはツバが出てくる。液体の「完熟梅たまり」は、健康食品とも違うし、新しい調味料といったポジショニングなのだが、こうやって酢との共通点を切り口にすることでかなり分かりやすくなる。

「海外にはビネガーの文化があるので、お酢の一種のようなアプローチをすればウケるのではと思っています。塩分ゼロの梅で『UME』を世界の共通語にしたいと思っています」

イメージしているゴールを鈴木さんはこんなふうに語った。

現在、同社商品は秋田県内の以下のショップで購入できる。

・西武 秋田店 地下食品売り場
・あきた県産品プラザ(アトリオン地下1階)
・秋田空港 2階売店

「完熟梅たまり」は以下でも販売中。

秋田県物産振興会 楽天市場店
完熟梅たまり 90ml(http://item.rakuten.co.jp/akitatokusan/10005556/

完熟梅たまり 275ml(http://item.rakuten.co.jp/akitatokusan/10005557/

自社サイト開設の計画もあるという。楽しみに待ちたい。

レモン汁の代わりに「完熟梅たまり」を唐揚げに。
レモン汁の代わりに「完熟梅たまり」を唐揚げに。
「完熟梅たまり」で作るヘルシーな自家製ドレッシングもおすすめ。
「完熟梅たまり」で作るヘルシーな自家製ドレッシングもおすすめ。
お酢の代わりに「完熟梅たまり」を使った昆布〆も鈴木さんの一押し。
お酢の代わりに「完熟梅たまり」を使った昆布〆も鈴木さんの一押し。
醤油の代わり冷奴にかければぐっと減塩できます。
醤油の代わりに冷奴にかければぐっと減塩できます。

プレミアム会員限定PRESENT

完熟梅たまり275ml
10名さま

応募締切
2017年4月30日(日)

賞品

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梅製品の企画開発・加工・製造・販売(秋田県秋田市)
株式会社REALE Lab(レアーレラボ)

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