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第21回 地元ブランドとのコラボ商品
「KATSUSHIKA BAG」

地元ブランドとのコラボ商品「KATSUSHIKA BAG」

国産素材・国内生産にこだわる帆布バッグブランド「hide-aci」。2017年の夏、そのブランドポリシーを追求した「KATSUSHIKA BAG」が誕生した。「2020年の東京オリンピックは日本のものづくりをPRするチャンス。そこで自社オリジナル製品で勝負したい」と社長の後藤徳日出さんは意気込みを語る。

profile

後藤 徳日出さん
アルファトゥリアジャパン株式会社 代表取締役CEO(東京都葛飾区)

バブル期に新卒入社した企業を皮切りに転職を繰り返すこと4回。トップクラスの営業成績を残した外資系通信会社を最後に脱サラ。培った営業力と人脈を生かして起業。高校・大学ではアメリカンフットボールの選手として活躍し、現在は指導者としての顔も持つ。

「アルファトゥリアジャパン」加盟店情報
https://www.shinkuminet.com/shopguide/shopinfo_net1.html?id=1010724
後藤 徳日出さん

国産にこだわり続け、地元葛飾ブランドに到達

国産にこだわり続け、地元葛飾ブランドに到達

「こち亀」の亀有、「男はつらいよ」の柴又など、国民的作品の舞台となっている町でおなじみの東京都葛飾区。後藤徳日出さんは、同区で縫製工場を営む両親のもとで生まれ育った生粋の地元っ子だ。自宅に隣接するアトリエを拠点に、帆布バッグの企画・製作をスタートしてまもなく15年を迎える。

現在、OEM6:オーダーメイド2:オリジナル2という事業ポートフォリオだが、共通してこだわっているのは「国産素材・国内生産」。その完成形として2017年夏に発売したのが「KATSUSHIKA BAG」だ。

「葛飾区のなかでもこの辺りはアパレルメーカーの下請け仕事をする業者が多いエリアです。うちの両親もそうですし、同級生にも同じような家の子が結構いました。そういう背景もあって、『葛飾区のものづくり』というところに意味があるんじゃないかと、国産をテーマにずっと作ってきてそういう答えに行き着いたんです」

同じ葛飾区にある東京和晒株式会社が「手ぬぐい」に注力していると知ったのがきっかけだった。子孫繁栄や人との出会いを招く「七宝」、難を転じて幸となす「南天」など、手ぬぐいの柄には縁起を担いだものも多く、下町らしい洒落っ気のある粋なデザインに仕上がっている。

KATSUSHIKA BAG 生成帆布×七宝
KATSUSHIKA BAG 生成帆布×七宝
KATSUSHIKA BAG ブラック帆布×南天
KATSUSHIKA BAG ブラック帆布×南天
KATSUSHIKA BAG ピーチ帆布×紅白饅頭
KATSUSHIKA BAG ピーチ帆布×紅白饅頭
KATSUSHIKA BAG ミント帆布×萩たてわく
KATSUSHIKA BAG ミント帆布×萩たてわく

OEM、オーダーメイドで鍛え上げた柔軟な対応力

OEM、オーダーメイドで鍛え上げた柔軟な対応力

夏にリニューアルしたばかりという新築の匂いのするアトリエで後藤さんにお話を伺った。傍らで工業用ミシンの音を響かせているのは妻でデザイナーの美智子さん。オーダー品の製作中だという。

「ホームページを拝見しましたが、アイテム数やカラーバリエーションが豊富で、しかも少ロットのオーダー品にも対応しているんですね。OEMやオーダーメイドが強みですか」
「そうです。オーダー品はひとつからでも作りますし、リクエストにはできる限り柔軟に応えています。そこには自信があります」
「メインのユーザーは企業でしょうか」
「企業と個人、両方です。個人だと、アウトドア用ギアの専用バッグを作ってほしいとか。もちろん企業、それから自治体や防衛省といった公的機関からの依頼もあります」
「防衛省まで?幅広いですね」
「おかげで要望に応えられないということはほとんどなくなりました(笑)」

起業当初はインターネット関連事業でスタートしたというアルファトゥリアジャパン。当時の「Web2.0」の勢いに乗ったもののその後失速。創業メンバーは解散し、後藤さんはアパレルにシフト。帆布バッグの製造・販売ブランドであるhide-aci(ヒデ・エーシーアイ)を立ち上げると、自作ホームページでこつこつと客層を広げた。

「SNSの活用も必須です。ブログ、ツイッター、フェイスブック、YouTube、インスタグラム、Google+とできるものは片っ端からやっています。広がる分にはいくら広がってもいいというポリシーなんです。ファンを増やすことが大切です」

OEM製品「葛飾区文書交換バッグ」
OEM製品「葛飾区文書交換バッグ」
OEM製品「送電線作業用服収納バッグ」
OEM製品「送電線作業用服収納バッグ」
オリジナルバッグ「smartPC帆布トートバッグ」
オリジナルバッグ「smartPC帆布トートバッグ」
オリジナルバッグ「S&Tトートバッグインバッグ」
オリジナルバッグ「S&Tトートバッグインバッグ」
オリジナルバッグ「ワイン用帆布バッグ」
オリジナルバッグ「ワイン用帆布バッグ」
オーダーメイドバッグ
オーダーメイドバッグ
オーダーメイドバッグ
オーダーメイドバッグ
オーダー品の注文は亀有銀座商店街ゆうろーどのサード プレイス カフェでも受け付けている。
オーダー品の注文は亀有銀座商店街ゆうろーどのサード プレイス カフェでも受け付けている。

ブランドを育ててくれるのはファン

ブランドを育ててくれるのはファン

「自分でホームページを作れたのは大きかった。でも自社サイトにSNS運用。これをきっちりこなそうと思うと意外と大変で‥‥。PC作業していて気付くと真夜中という毎日でした」

そんな生活を送っていた矢先、脊髄炎にかかって1ヶ月以上の入院を余儀なくされてしまった。

「障害が残るかもしれないと言われて、40代前半で子どもがまだ小さかったから入院中はそれは不安でした」
「それはご自身はもちろん大変だったと思いますが‥‥奥様もですよね」

ミシンの手を一瞬だけ止めた美智子さんは、笑いながら「なんか最初の頃、イタリアのベルトを売ってたよね(笑)」と脱サラ当時の思い出を一言だけ話してくれた。

「そうそう、『ミラノから輸入する革ベルトの販売を手伝ってみない?」とアパレルショップを経営してる友人に誘われてね。事業資金を稼ごうとセレクトショップへの販売代理を始めたんです。その頃創刊された『ちょいワルおやじ』がコンセプトの男性ファッション誌で紹介されて、単価10万のベルトが結構売れたんですよ」
「それで資金が貯まったんですね」
「いやー貯まりませんでした(笑)」

36歳で起業するまで4回の転職を経験した後藤さんだが、アパレルが好きでもともと肌に合っていることを美智子さんは誰よりも理解しているのだ。今後はオリジナルブランドを中核にしていきたいと考える後藤さん。「KATSUSHIKA BAG」はそのビジョンに近づく大きな一歩だ。後藤さんはこんな言葉で取材を締めくくった。

「アパレル業界は今モノがどんどん売れなくなっています。でもファンがいるブランドは存続します。大切なのはファンですよ」

夏に竣工したばかりのアトリエ
夏に竣工したばかりのアトリエ
作業中の美智子さん
作業中の美智子さん
建築資料専用バッグの製作
建築資料専用バッグの製作
耐荷重20Kgのバッグの縫製作業
耐荷重20Kgのバッグの縫製作業

プレミアム会員限定PRESENT

hide-aci帆布トートバッグ
3名様

応募締切
2017年12月31日(日)

賞品

※3種類のバッグのうち、どれか1つが当たります。種類は選べませんのでご了承ください。

profile

国産帆布を使ったトートバッグ製作
アルファトゥリアジャパン(東京都葛飾区)

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